~((φ(。。*)カキカキ・・・
三(*・ω・)⊃|にっき|)3`)・*∵
取調官
「ほれ、カツ丼だ、ガッツリ食っとけ。
・・・あん? 違法取調べ? 知らねぇよ、んなこたぁ・・・
ウチの署はな、破天荒なヤツが多いことで有名なんだぜ?w
・・・言いたいことあんだろ?
最後まで聞いてやるから・・・言ってみな。」
ヒカル
「・・・・・・・・」
ボクの名は王乃魔ヒカル(仮名)、
今・・・取調べを受けています。
「ほれ、カツ丼だ、ガッツリ食っとけ。
・・・あん? 違法取調べ? 知らねぇよ、んなこたぁ・・・
ウチの署はな、破天荒なヤツが多いことで有名なんだぜ?w
・・・言いたいことあんだろ?
最後まで聞いてやるから・・・言ってみな。」
ヒカル
「・・・・・・・・」
ボクの名は王乃魔ヒカル(仮名)、
今・・・取調べを受けています。
ことの発端は数時間前・・・
ボクは製作をやっていました。
ヒカル
「・・・ふぅ、大分進んだけど、
まだまだだなぁ。。。」
ハゲル
「ただいま~・・・・・ん?
ヒカル、お前またそれやってんのか?」
・・・この人は王乃魔ハゲル(仮名)、
ボクのお父さんです。
ハゲル
「全く・・・くだらないことばかりに時間を費やして・・・」
ヒカル
「・・・!?
これは・・・くだらなくなんて・・・ないよ・・・」
ハゲル
「くだらなくないのならなんだと言うんだ?
それを完成させて評価が大きく上がるわけでもないのに。」
お父さんは・・・
今ボクがやっている部分を良く思っていませんでした。
ハゲル
「ホントにどうしようもないやつだな、お前は・・・。
プログラマーは大人しくプログラムだけ打ってればいいんだ。」
ヒカル
「・・・でも、・・・・っ・・・」
確かにお父さんは正論を言っています。
だからこそ反論できない・・・
何も言い返せない・・・
でも・・・それでも、
心のどこかで納得していない自分がいる・・・
アカリ
「ただいま~・・・ってあれ?
どしたの、二人とも?」
二人の間に流れていた気まずい沈黙を打ち消したのは
アカリ(仮名)お姉さんでした。
ハゲル
「・・・ん、いや、なんでもない。」
アカリ
「ふ~ん・・・?
まあいいわ、晩御飯にしましょ♪」
ウチは3人家族で、
家事はアカリお姉さんがやってくれています。
昼間はグラフィックデザイナーの仕事も持っているのに・・・
お姉さんにはホントに頭が上がらないです。
・・・・・・
アカリ
「ご馳走様~っと。
さあ、後片付け、後片付け・・・」
ヒカル
「あ、アカリお姉さん、ボクも手伝うよ。」
アカリ
「ん? そう? ありがと。 でもね・・・」
ボクはこの後に続く言葉をわかっていました。
だって・・・いつもそう言われるから・・・
アカリ
「あなたは未来の巨匠プログラマーなんだから・・・
手伝いしてる暇があったらプログラムを打ちなさいb」
ヒカル
「・・・・・っ、・・・うん、わかった。」
ボクは・・・子供だと思います。
・・・え? どうしてかって?
だって・・・
だって、今やっている部分は・・・
・・・・・・・
ヒカル
「う~ん、思ったより時間がかかるなぁ。。。」
ハゲル
「・・・ヒカル、何をやっているんだ?」
ヒカル
「・・・!? お父さ・・・っ!!(バシッ)」
振り返りざま、ボクは・・・
思いっきり頬をぶたれました。
ハゲル
「プログラムを打てと言っているのにお前はまた・・・
こんな無駄なものに時間を費やしおって・・・!!」
ヒカル
「・・・無駄じゃ・・・ない・・・」
ハゲル
「ふん、まだ言うか・・・
まあいい、ならこうすれば諦めも付くだろう。」
そう言うとお父さんは・・・
大切な、大切なデータが入った
ハードディスクを持ち上げました。
ヒカル
「・・・!!!? やめ・・・」
ガッシャーーーーン!!!
それを床に叩きつけられ・・・ケースが砕け・・・
中のディスクが割れて・・・破片が飛び散り・・・
そして・・・ボクの中でも何かが壊れる音が・・・
・・・・・・・
アカリ
「・・・、ヒカル・・・?」
ヒカル
「あ、アカリお姉さん、(ニコッ)
ゴメンね、うるさくしちゃった?」
アカリ
「・・・っ!? そ・・・れ・・・・」
ヒカル
「大きな音立ててゴメンね。
ボクはお父さんにやめてって言ったんだけど・・・
あ、でも、ほら!!
今度はちゃんと音が出ないようにしたよ♪
ちゃんと口も塞いでたし・・・
なぁんにも叫び声とか聞こえなかったでしょ???」
アカリ
「ヒカル、あなた・・・何やってるの・・!?
こんなことして・・・どうなるかわかってるの!?
あ、早く救急車を呼ばないと・・・!!」
ヒカル
「・・・褒めてくれないんだ?」
アカリ
「・・・何を・・・言って・・・」
ヒカル
「やっぱりそうなんだ? ふ~ん・・・
あ! あの時もそうだったよね? ほら、覚えてる?
ボクが頑張って書いたプログラムを見てもらった時。」
アカリ
「・・・・・・っ・・・!?」
ヒカル
「"よく頑張ってこんなにいっぱい書いたわね~"、だったよね?
ふふふ・・・ボクは忘れないよ?
あの言葉も・・・あの時のアカリお姉さんの顔も。」
・・・ボクは掴んでいた大きなそれを床に放し、
ゆっくり立ち上がりました。
ヒカル
「プログラムじゃダメなんだ。
少なくとも・・・それだけじゃあダメみたい。
それを見せたって・・・誰も・・・
・・・誰も理解ってくれない。
・・・誰も褒めてくれない。
・・・誰も認めてくれない。」
アカリ
「・・・ヒカル・・・・」
ヒカル
「ただ何となくじゃイヤ・・・!!
漠然とじゃ・・・イヤ!!!!
・・・だから、頑張ったんだよ? ・・・ボク。
アカリお姉さんに、
・・・・、
心の底から褒めて貰うために・・・」
・・・・・・・
取調官
「・・・ふ~ん、なるほどな。
誰も理解ってくれない、ねぇ・・・」
ヒカル
「・・・ふふ、ありがちな動機・・・ですか?」
取調官
「ありがちもクソもお前・・・
人間なんてのぁ、そんなもんよ。
皆、心のどこかで孤独を感じてるのさ。」
ヒカル
「・・・・・・・・・」
取調官
「・・・あ、悪ぃ、吸っていいか?
ニコチン切れちまったわw」
ヒカル
「・・・どうぞ。」
そう言って取調官は
タバコを取り出して、火を付けました。
ヒカル
「ホント・・・ここの署はルール無用なんですね・・・」
取調官
「ん? おう、まあなb
・・・でもよ、そういうお前も全然文句言わねぇじゃねぇか?
お前も普段吸うのか? って未成年かw」
ヒカル
「・・・慣れましたから。」
そして、二人の間にしばらく沈黙が流れます。
・・・次に口を開いたのは取調官でした。
取調官
「・・・・スゥー・・・ふぅ・・・、
・・・・・・・、
お前よ・・・分かり合うにはどうすればいいか知ってるか?」
ヒカル
「・・・え?」
取調官
「"周りの気持ちをわかってやりたい"・・・良いことじゃねぇか。
"めいっぱい褒めて貰いたい"・・・健気じゃねぇか。
・・・・でもよ、お前はそれを二人に・・・
ちゃんと言葉にして伝えたか?」
ヒカル
「・・・・・・・・・・」
取調官
「頑張ってる姿を見せるってのは、
確かに言葉以上に相手を唸らせる。
でも、ちと正確性に欠けるんだよなぁ・・・
おまけによ、すげぇ疲れると来たもんだ。」
ヒカル
「・・・でも・・・」
取調官
「俺なんて言葉ばっかりで、な~んも頑張らんからな・・・w
・・・だからよ、ほら、
まずお前は頑張ってるだろ?
そんでこれから言葉でも伝える、
そうすりゃ完璧じゃねぇか!!b」
ヒカル
「はは・・・もう・・・・・・・遅いですけどね・・・」
取調官
「16そこそこのガキが何抜かしやがるw
・・・ほれ、あれ。」
取調官の人がドアの方を指差しました。
その先には・・・
ヒカル
「あ・・・・アカリお姉さん・・・!? ・・・・え?」
ドアから心配そうに覗いていたアカリお姉さん。
そしてその隣には・・・
頭に包帯を巻いたハゲルお父さんがいました。
取調官
「まあ、あれだ・・・
落っこちてきた大型ディスプレイが頭に当たったくらいで死ぬかよ、
ってことだ。」
ヒカル
「落ちてきた・・・? 当たった・・・? あなたは何を言って・・・」
取調官
「え~、じゃあ調書をまとめるか。
先に事情を聞いた父親と、その息子の供述が不一致。
息子は当初、ひどく動揺していたと想定され、
また未成年ということで、父親の供述を基盤として全貌を想定する。
まとめると・・・偶発的に起こった事故だった、と。」
サラサラと書きながら・・・
わざとボクに聞こえるように読み上げる取調官。
ヒカル
「あ・・・あの・・・これ・・・は・・・・?」
取調官
「あん? 言ったろ?
お前は頑張ってた。
そして言葉で伝えた。
・・・まあ、その結果と思っとけ。」
そしてタバコを灰皿に押し付けて、
彼は最後にこう言いました。
取調官
「それにウチの署、破天荒なヤツ多いからなb」
・・・・・・・
ヒカル
「・・・ふぅ、まだかかる・・・かな?;」
数日後、ボクはまたあれを作っていました。
もちろんイチからですが・・・(汗)
ハゲル
「・・・ヒカル。」
ヒカル
「・・・!? お父さ・・・」
不意に現れたお父さん。
もちろんウィンドウを隠す暇もなく、
・・・見られてしまいました。
ハゲル
「またプログラム以外のことをやっとるのか・・・
ホント、どうしようもないヤツだな・・・」
ヒカル
「・・・・・・・、、、」
目を落とすボク。
でも・・・
続けてお父さんは言いました。
ハゲル
「そんなロークオリティで褒めて貰えると思ったら大間違いだぞ?
全く、お前はプログラムも大した事ないのに・・・」
ヒカル
「・・・え?」
目をお父さんへ向けるボク、
同時に目を逸らすお父さん。
ハゲル
「・・・早く上手に作れるようになりなさい。」
そう言ってお父さんは部屋を出ました。
ヒカル
「・・・・・・・・・・・・・・・、
・・・・・・・・・・・うん・・・頑張るね。」
・・・ボク、決めました。
お姉さんだけでなく、
お父さんも褒めてくれるようなものを作ってやる、って・・・
そして、いつかは・・・
皆にも褒めて貰えるようなものを作ろう、って・・・
(完)
・・・(#^ω^)o|原稿|o ド、ドデスカ? (゜д゜;)っっ
編集長
「何かこれには君が言いたいことを
含ませてるような気がするんだが・・・それは一体何かね?」
王乃魔
「・・・あ、いや、その、、、
今、丁度・・・プログラム以外の部分をやってるんですが・・・
あの・・・自問自答しまして・・・
"これでいいんだよね?(汗)"って、、、
それで・・・ "いいんだよ、グリーンダヨォ!!"
って自分に言い聞かせたくてこれを書
アィグゥ!! o|原ξ三 (#゜д゜) 三∑稿|o ∑(0д0。`)ノノ ヤッパリ!?
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